2月3日は、立春です。124年ぶりに日にちが変わる凄い日です。
暦の中で、立春のタイミングが4日から1分違って、3日になったようです。
さて、そんな良き日に、学校法人精華学園 精華女子高等学校 住吉グラウンド・別館の竣工式が挙行されました。
今回のプロジェクトは、2年半前にスタートした、住吉小学校跡地活用事業のプロポーザルからでした。
おかげさまで、プロポーザルの計画からお手伝いさせて頂きました。
当時、吉田理事長様の思いが、『三方よし』でありたいと。
《「さんぽうよし」とも》「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。
プロポーザルのタイトルも
『地域に開かれた学校から交流・支えあいが生まれ、安心で安全に暮らせるまちづくり』
としました。
当日の竣工式の理事長様の挨拶の言葉の中にも、『三方よし』の実現ができたとご挨拶頂きましたが、
『売り手よし』の福岡市様にとっての小学校跡地の活用が、そのまま変化することなく、活用できる場となり
『買い手よし』の精華学園様にとっては、学校教育に欠かせない運動場として、授業・行事・部活動、
スクールバスの運用の場にと広く貢献できる場所になり、その上、
地域の皆様にとっての『世間よし』につきましては、運動場の地下には、地域の防災への貢献ができるようにと、
近年の、ゲリラ豪雨などの雨水から地域を守る浸透槽を備え(量としては、25メートルプールの2.5杯分)、
災害時の防災拠点としての、雨水貯留槽(100人分/生活用水1人1日)、マンホールトイレやかまどベンチも備えられました。
運動場には、車中泊の車が、100台ほどが駐められるようになりました。
福岡市様・精華学園様・地域の皆様すべてに良かったといってもらえる運動場になったと今日は大変うれしいひと時でした。
精華学園様の教育理念と地域への思いが一つになって完成したように思います。
また、コロナ禍の中、大変なご苦労をされて、工事を計画通り、無事故で進めてくださいましたのは、
東急建設株式会社 九州支店様です。
人と人とのご縁から、今日の良き日を迎えることができ、心より、感謝致しております。
感謝状と高価な記念品まで頂きました。
一つ一つの物件が完成するまでには、いろんな思いもよらないことが起こったりと
大変な時もありますが、竣工式に出席させていただきますとそれまでの苦労も微笑みに代わり、
本当にうれしく、お仕事させていただけたお施主様に感謝しかありません。
また、この経験を生かせる、お仕事のご縁に出会え、『三方よし』
となるお仕事をしていかなくてはと感慨深いお時間を頂きました。