2019年5月24日、設計・監理・運営開業支援をさせて頂いた『道の駅 天草市イルカセンター』が竣工しました。
また6月1日にはオープニングセレモニーが開催され、多くの市民と観光客にお越しいただき、親しまれる建物を建てることができたかと感じます。
愛称も『天草ドルフィン ピア』となり、イルカウォッチングの待合施設はもちろん、二江漁港で水揚げされる魚やイルカの生態に関する情報、天草とイルカの歴史や、海を守る大切さを知る施設となっております。イルカとのバーチャルなふれあいができるコンテンツ、直販所、レストランを有します。
設計に際し、外観は海に沿う立地を考慮し、海との”つながり”を目指しました。北側には早崎海峡と長崎県島原半島が見え、広大な自然を室内に取り入れるため、来館者の訪れるメイン居室を海側に設置しました。
1階庇は緩やかに揺れる波を描き、大屋根は地平線をイメージしております。
レストランやテラスのある2階は広角で風景を楽しむことができるように建物が海に向かって広がるような平面・断面構成としております。
多方面からの観光客のアクセスを想定し、国道側と海側に2階テラスにつながる屋外階段を設けております。
ぜひ皆様、天草とイルカセンターへお越し頂ければと思います。